プーケット・Mai Khaoで出会ったミシュランレストラン

タイ・プーケットを訪れた今回の旅で、楽しみにしていたことの一つが食事でした。
せっかく海外に来たなら、その土地ならではの食文化を体験したい。
そんな気持ちで訪れたのが、プーケット北部のMai Khao(マイカオ)にある「Toh Daeng(トーダエン)」です。
Toh Daengは、ミシュランガイドでBib Gourmand(ビブグルマン)に選ばれているレストラン。
Bib Gourmandは、星ではなく「良質な料理を手頃な価格で楽しめる店」を評価するものです。
2026年版でも掲載されています。
でも、私がここで一番魅力を感じたのは、ミシュランという名前だけではありませんでした。
1936年の歴史ある建物で食事をする
Toh Daengが入っているのは、Baan Ar-Jor(バーン・アージョー)という1936年に建てられた歴史的な邸宅。
中国系の文化を感じさせるシノ・ポルトギース様式の建物で、現在はレストランだけでなく、当時の暮らしを感じられるミュージアムとしても使われています。
レストランに入った瞬間、
「ここは普通のレストランとは少し違う」
と感じました。
古い建物が持つ雰囲気。
歴史を感じる家具。
そして、中央に置かれた長い赤いテーブル。
「Toh Daeng」という名前も、タイ語で「赤いテーブル」を意味するそうです。
料理を食べる前から、すでにプーケットの歴史の中に入ったような気分になります。
料理から感じるプーケットの文化
ここでいただけるのは、単なる「タイ料理」ではありません。
プーケットの家庭料理や、代々受け継がれてきたレシピを大切にした料理です。
ミシュランの紹介でも、地元のコミュニティや農家から食材を仕入れ、プーケットの家庭料理を受け継いでいることが紹介されています。
今回、料理をいただきながら感じたのは、
「食事は、その土地の歴史そのもの」
ということでした。
日本でも、地方によって料理や味付けが違います。
それと同じように、プーケットにもプーケットならではの食文化がある。
その土地で昔から食べられてきた料理を、今こうして旅行者も味わうことができる。
それは、とても素敵なことだと思います。
食材にも「土地」が感じられる
Baan Ar-Jorの周辺には農地があり、桑の実やココナッツなども育てているそうです。
地元の食材を使い、その土地の料理として提供する。
だからこそ、料理を食べながら、
「これはどこから来た食材なんだろう?」
「昔のプーケットの人たちは、どんなものを食べていたんだろう?」
と、自然と興味が湧いてきます。
「違い」を知ると、世界が広がる
日本とは違う建物。
日本とは違う料理。
日本とは違う食材。
日本とは違う文化。
海外に行くと、たくさんの「違い」に出会います。
以前なら、
「日本とは違う」
で終わっていたかもしれません。
でも今は、
「どうして違うんだろう?」
と考えるのが楽しくなりました。
違いの背景には、必ずその土地の歴史や文化があります。
その理由を知ることで、目の前の景色や料理がもっと面白くなります。
ミシュランが教えてくれたこと
今回、Toh Daengを訪れて感じたのは、
「いいレストラン=高級なレストラン」ではない
ということでした。
その土地の文化を大切にしている。
昔から受け継がれてきた味を残している。
地元の食材を使っている。
そして、それを次の世代へつないでいる。
そういうことにも、大きな価値がある。
Toh Daengは、私にとって「ミシュランに選ばれたレストラン」というだけではなく、
プーケットの歴史や文化を、料理を通して感じられる場所
でした。
旅をすると、自分の世界も広がる
プーケットに来て、海を見て、人と出会って、タイ料理を食べて、そして歴史ある場所で食事をする。
一つ一つは小さな体験です。
でも、そんな体験が積み重なることで、
「世界には、まだまだ知らないことがたくさんある」
と感じます。
そして同時に、
「もっといろいろなものを見てみたい」
と思うようになります。
人生も同じなのかもしれません。
知らないことを知る。
やったことのないことをやってみる。
行ったことのない場所へ行ってみる。
そうすると、自分の世界が少しずつ広がっていく。
今回のプーケット旅行でも、また一つ新しい世界を知ることができました。
次はどんな場所で、どんな人や文化に出会えるのか。
そんなことを考えながら、また次の旅へ出かけたいと思います。


